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吉村 昭の「碇星」を読む [スロウな感動]

   吉村 昭の「碇星」を読む

 吉村昭氏はワシの9歳年上の作家だが、その著作が当初「戦艦武蔵」や「関東大震災」などドキュメントが多かったのであまり読んでいなかった。 また小説家津村節子のご主人であることも知っていたので一回り年上の世代の文も読んでみたかった。001ikari.jpg

 この「碇星」は氏の晩年、男の人生の様々な晩年の心境を捉えた短編小説で構成されている。 いずれも人生のどこにもありそうな定年や伴侶との死別などに向かった身辺や心持ちを淡々と描いている。 いずれも読後感が静かで爽やかで、氏の慈しみの眼差しが感じられる。

 自分もこのような慈しみの心で淡々と自他の人生を捉えられると良いのだが、なかなか到達できない娑婆ごころである。


 
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