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記憶の対数化 [スロウな感動]

記憶の対数化

久方ぶりに北海道に行った。 2週間という半端でない期間だったから思い出を具体的に手繰ることも多かった。 20年位前、と勝手に言っているが、非常にあいまいである。 初めて苫小牧駅に降り立ったのは確か国鉄日高線静内にあったL90対空機関砲の部隊見学に行った時だった。 機械設計科主任の田中さんと一緒だった。 当時、苫小牧の駅は千歳駅と同じように、木造駅舎で待合櫃はほとんど土間に近かった。 と言うのは、雨の駅舎の人々は、ほとんど皆、長靴を履いて出入りしていた記憶があるからである。 駅前には食堂も見つからず、ホームで買った「いかめし弁当」を静内駅への列車の中で食った。 静内駅も同様、もっと小さい木造土間駅で、駅前に1っ軒だけの小ぎれいな洋食屋で昼飯を取ることにし、当時では珍しかった「大きな毛ガニ」一人1杯を注文して、迎えに来るはずの部隊の人との約束時間までに、食べきれずに目を白黒させた思い出がある。

とすると、あれはワシの50歳台未満の頃だったろう。30年も前の話になる。 日高の海岸に沿って走る部隊への国道も土煙を巻き上げる未舗装の砂利道だったし、町の静内川の対岸にあった小さい公民館風の宿舎の存在を、今町の人に聞いても分からない位昔なのだ。

あれからほぼ10年後から、延々と器材開発の嵐が始まり、再びこの地で実用試験に来るようになったのが20年位前なのだ。 時々思い出す小さい出来事の断片が時系列上どこら辺にあるのかプロットするのが難しくなった。 思い出のカーブが対数的だから、若い時の十年変化と、老年の十年変化はまるで傾きが緩やかで違うので、十年プロットを間違えてもオイソレトわからないのである。
新ひたか市静内町の杜子春を思わせる夕日影:2016.8.6
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